2007.12.27

■学校の先生と生徒の教育相談らしき会話を想定して……

注)この例文の目的は、応答の型の違いを理解してもらうことであり、「このような発言には、このように応えるのがいい」という、いわゆる正解を示すことでありません。なお、例文では、「確認型応答」がされたと仮定して会話が展開していきます。


生徒:社会の勉強ってどうすればいいんですか?

先生1:社会の勉強の仕方が分からなくて困っているんだね。確認型応答

先生2:教科書の中の大切なところをノートに写して憶えるといいよ。←反応型応答(提案)

先生3:今ごろ、まだ、そんなこと言っているのか?←反応型応答(非難)

 

生徒:そうなんです。覚えればいいってことは分かるんですけど、どうしても集中できないんです。

先生1:それがわかっていれば、あとはやる気の問題だと思うよ。←反応型応答(激励)

先生2:集中できないのは、どうしてだと思う?←反応型応答(質問)

先生3:なかなか思うようにいかないんだね。確認型応答

 

生徒:そうなんです。それで、そろそろ勉強しようかなと思っていると、先にお母さんから「勉強しなさい」って言われてしまうんで、つい反発したくなっちゃうんです。

先生1:その気持ちわかるよ。←反応型応答(同情)

先生2:しようと思っているところで先に言われるとムカッとするんだね。確認型応答

先生3:お母さんに反発したって仕方ないだろう。←反応型応答(反対)
 

生徒:いいえ、それほどではないんですけど……。でも、勉強に限らず、お母さんはいつも僕のすることにうるさく口を挟むんです。その声が耳にこびりついていて、テスト勉強していても、もし点が悪かったら、またお母さんに小言を言われると思うと、それが気になって集中できないんです。

先生1:お母さんの言葉が気になるんだね。確認型応答

先生2:お母さんも君のことを考えて言っているのだから、お母さんの気持ちもわかってあげたほうがいいよ。←反応型応答(忠告)

先生3:なんでそれくらいのことで集中できなくなってしまうんだろうね。←反応型応答(質問+非難)


対話法研究所 浅野良雄